日々のつらつら

ただの日記です

終わった恋の話

一年前の夏から始まったんだったっけな

お互い全くその気はなくて

むしろたぶん最初はわたしには

好きな人が居た気がする

 

相手の、やりとりに使う言葉が好きだった

 

わたしは小さい頃からずっとSNSをやっていた

友達も居たしそれなりに仲良い子もいた

SNSで出逢った子もたくさんいたし

今も仲良い子がいる

 

だからなんていうか、

メッセージのやり取りの文面はわたしの中では重要な事だったのかもしれない

 

面白いとか、あたたかいとか

まぁでも面白さが大きかったのかな

 

最初は会えない距離だったけど

会おうと思えば会える距離になった

 

わたしは怖くなかったけど

相手にその気はなかったからかもわからないけど

相手は怖かったらしい

お互い忙しかったけど多少無理すれば会えるタイミングは沢山あって

わたしは無理する気満々だった

けど、相手にはその気はなかった

 

日々送られてくる言葉が好きだったから

毎日楽しみだった

 

どんなに日常がしんどくても

あの頃は相手からのメッセージが毎日の楽しみだった

 

唐突に連絡が取れなくなった

まぁ唐突と思ってたのはわたしだけなのかもしれないんだけどね

 

人ってたぶん本気で分かり合えることはなかなか無い

本気で本音でぶつかってたら分かり合えるタイミングもあるのかもしれないけど

わたしは相手に嫌われるのが怖くて

色々無理して我慢してた

けどそれでよかった 大好きだった

 

まぁ相手はわからない

疲れてたのかもしれないし

続ける気がなかったからいきなりいなくなったんだろうと思う

 

でもそのあとが辛かったなあ

ずっと引きずってた わたしだけ

何もかも忘れられず、覚えていて

おかげで、

会話で出てきた場所に行くと思い出して辛かった

会話で出てきたものを食べると思い出して辛かった

そういう日々を一年続けてた

 

 

唐突に連絡が取れるようになった

 

一年経ったわたしは一年前のわたしよりも余裕が出来てた

一年引きずったものだからこれでダメになってももうスッキリするだろうなと思った

 

思ったよりもいろいろ上手くいった

 

ちゃんと大切にされてるのかなという瞬間がたくさんあった

思い込みだったのかもしれないけどわたしは嬉しかった、心があたたかくなった

 

 

一年前のわたしの日常は悲惨だった

仕事がとにかく上手くいかなくてみんなわたしのことを嫌ってるんだろうなと思って

職場では毎日泣いてた

家に帰ってきたらコンビニでたくさん買った食料を片っ端から開けて食べて寝落ちして

起きて罪悪感と自己嫌悪でいっぱいになりながらシャワーを浴びて仕事に行ってた

 

大好きだった服も買わなくなってた

大好きだった化粧品も買わなくなってた

もう帰らないって決めたから

ここでがんばらなきゃいけないって決めたから

弱音は吐けないと思ってた

電車に乗りながら勝手に涙が出てきたこともある

 

辞めちゃダメだ逃げちゃダメだ

って毎日心の中で唱えてた

 

そこを乗り越えたわたしはすごく余裕があった

 

一年前たとえ上手くいってたとしても

仕事が上手くいかないわたしは

相手に依存してたんだろうなあと思って

逆に、今のタイミングは良かったのかもしれないなんて都合よく考えてた

 

もう好きバレしてたし

追いかけてたのはわたしだった

けどほぼ毎日連絡をくれてたのは相手だった

待ってたのはわたしで

そこは一年前と変わらなかった

 

すごく話したい日でも相手から何も来なければ頑張って寝てた

すごく寝たくても相手から連絡来てれば嬉しくて頑張って起きてた

頑張っちゃってた

 

 

終わりも突然だった

 

一度切れたものは結ばれないのかもしれないと思う

片方が頑張りすぎるとダメなのかもしれないと思う

 

それでもよかった

自分を抑えてでも好きでいたかった

 

すごく綺麗事を言われた

 

しあわせになってねなんて言葉は要らないし

わたしが相手をしあわせにしたかった

 

忙しいとか辛いとかそんな日常の中に入り込んで

笑顔にできる存在になりたかった

 

あなたの時間を無駄にしたくないとか言われたけど

無駄だなんて思ってない

 

わたしは一年勝手に引きずり続けた

その一年を取り戻した、終わったけど

 

遠く離れててもなかなか会えなくても

それでもよかった、大好きだった

 

でもまぁわたしも余裕ができたから

一年前みたいに毎日泣くなんてしてない

そりゃ悲しかったから何回かは泣いちゃったけど

相手を想って苦しいなんてもうしない

 

最初に決めてた

これでダメだったらもうダメだ

 

眠かったらすぐ寝れるし

服を買う時も自分の好みで買える

髪を切るときも自分の好みの長さに切れる

何をするときも自分の好みで決められる

相手に染まらない自分でいれる

 

何がしあわせなんだろう

確実にわたしの人生で忘れられない人になってしまった

 

恋とか愛とか、人それぞれ全く違うから

結末は本当に予測がつかない

 

それなりに周りの人に相談もしてたけど

そのどの結末にもなってない

 

 

どうかあなたの人生が今以上に忙しく辛く苦しいものになりませんようにとずっと思ってしまう

辞めたいことは辞めていいと思うよ

走っていける距離ならよかったのかな

 

いずれお互いが大切な人と結ばれて

毎日あたたかい気持ちになれるといいね

でも本当はその相手がわたしならよかったし

あなたならよかったなあ

 

どうしても考えてしまう

 

大好きだったなあ

 

交わらなかったものはどれだけ頑張っても二度と交わることはないのだろうか

こんなにずっと苦しいなら最初から出会いたくなかったなあ、

どっかの歌詞でこんなのあった気がする

 

いつかわたしも誰かの素敵な人になりたいな

 

 

終わった恋の話